実施背景(クライアントさまからのご要望)
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内定者たちの顔合わせで、今 までにないような非日常を味わえるチームビルディングを行いたい
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対面でのチームビルディング研修で過去にやったことがないようなものがやりたい
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受講者同士の理解やコミュニケーションを深める内容が良い
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誰にでもできて、元々ある才能の優劣にあまり関係なく、共同で何かを創り上げるワークにしたい
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今までのチームビルディング研修では楽しさや競争性にフォーカスしてきたが、研修後の効果が薄かった
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ただ“楽しい”研修ではなく、“学び”や“気づき”のある内容にしてほしい
チームとしての下地を作ってほしい
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これから共に働くメンバーとの相互理解を深めてほしい
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相手を知ることも重要だが、自分を知ってもらう機会にもしてほしい
研修効果の持続性の高いものが良い
プログラムのポイント
フェーズに合わせたワークを導入
チームビルディングにおける4つのフェーズ(フォーミング、ストーミング、ノーミング、トランスフォーミング)の各状態に合わせた具体的でわかりやすい身体性に根ざしたワークと振り返りを導入
言葉だけでは表現できない“無意識”を制作を通して、誰の目にも“見える”状態にする
表現ワーク(デッサン、いけばな)を通して、自分の想いを表現することにより、言葉だけでは言い表すことのできなかった自分の特性や癖、価値観に気づく。そしてお互いにその気づきをフィードバックすることにより、自分自身では気づいていなかった「新たな自分」に出会い、自己理解と他者理解を深める
共に一つの大作を創り出す中で、お互いへの気づきを理解に落とし込み、行動に移す
お互いを以前よりも深く理解し合えた状態から、その理解したことを踏まえ て実践行動に移し、互いの気持ちや想いを確かめ合い、活かし合いながら協力してチームの意思を伝える一つの作品を創り上げる。創り上げるプロセスの中から、自分と相手への理解を修正し、真のチームとなるための下地を構築する
本研修で得られるもの
表現することで初めてわかる自分と他者の一面
自分自身とチームメンバーの行動思考の特性・癖・価値観への気づきと理解
協力して創り上げることでわかるお互いの役割
実践(チームで一つの作品を創り上げること)で、お互いの特性を活かし合う関係の体得
役割を活かしたチームワーク
実践を通して身体で理解した自分と相手の特性、役割を活かしたチームワーク
違いを尊重してやり遂げる実行力
限られた時間とリソースの中で、自分達の表現や主張したいものを協力して創り上げる力
本研修の流れ
step1
知識のインプット 講師説明
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講師による「チームとは何か?」、「いけばなとは何か?」の説明。
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チームビルディングにおける4つのフェーズの説明。
step2
「今の自分を表すデッサンワーク」個人ワーク&グループでのディスカッション
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個人でのデッサンワーク。今の自分を表す(象徴する)花を1本選び、それをもとにして“今の自分”を描く
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チーム内で描いたデッサンにフィードバックをもらい、自分では見えていなかった新たな自分に気づく
step3
「チームを表すデッサンワーク」個人ワーク&グループワーク
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個人で「自分達のチームを表す作品」をテーマにデッサンし、チームを表す作品のイメージを固める
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チーム内でそれぞれの描いたデッサンをデザインした理由とともにシェア&フィードバック
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模造紙にチームとして創り上げる作品のイメージを協力して描き、作品イメージをチームで共有する
step4
「チームを表す大作の制作」グループワーク&ディスカッション
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デッサンをもとに自分達のチームを表す大作を協力して創り上げる
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メンバーと合意形成をとりながら作品を「いけて」いく
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作成途中で作品を振り返り、本当に自分達が表現したいものはこれか?確認しながら完成させる
step6
まとめ 個人ワーク
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自分やチームメンバーに対する気づきや気づきを得たことによる行動・思考の変化を発表
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講師によるフィードバック
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今後、学んだことや気づいたことをどのように活かしていくのかを全体で発表
step5
「作品の発表」グループワーク
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チームの作品をストーリーテリングで発表する
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何を表現したかったのか、制作途中で気づいたこと(自分、メンバー、チームに対して)、の発表
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講師による制作段階から最終発表までのプロセスのフィードバック
step6
研修の様子




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受講者の声
感性に振ったワークだからこそ、「なんとなく」で進めがちですが、完成のイメージのすり合わせに重きを置いて取り組んだことで、全員が納得する作品を作ることができました。ブレインストーミングの大切さを再認識しました。
作品やデッサンを見ておなじ花を選ぶひともいたけど、それぞれに込めた意味が違って面白かった。また、チームメンバーの普段見れない一面だったり、自分の事にも気づくことが出来た。
生け花と聞いて、花瓶にお花を数本差すようなものを思い浮かべていました、木を使ったり花瓶の代わりにスーツケースを利用するなど想像以上にダイナミックで驚きましたが、思っていた数倍楽しかったです。また、グループで行うことで自分では思いつかないようなアイディアがどんどん出ていき、予想以上のものを作り上げることが出来とても満足でした。
自分は考えがまとまるまで黙ってしまう癖があることに気が付いた。
こういう自分の癖に気づける機会はなかなかないのでよかった。
とても楽しく、また生花を通して新たな自分、新たなチームの一面を見直すことができ、自分自身の視野が広がりました。ありがとうございました。
グループメンバーと協力し、チームカラーを存分に出すことができ、凄く有意義な時間だった。
個人の個性によって表現が大きく違ってきそうな生花で、チームで個性と意見を擦り合わせな
がら作品を完成させるというワーク、その試み自体が非常に新鮮な体験であり、良かったです。
自分自身の書いた絵から、自分の心情や現状の自分を見つめることが出来た。
また、自分の絵にメンバーが抱いた印象なども聞けて、発見がおおかった。
一つの作品を複数人で作るということで、各々の価値観や美的感覚をすり合わせてまとめることが難しかった。(どこまで花材を使うか、どこに配置するか、何を伝えたいかなど)ただ、その分、「全員がこれいいね!」となれたものが出来上がった瞬間は達成感と一体感が感じられてすごく嬉しかった。何よりみんなの持つ無意識下の価値観が選ぶ花材に出ていたところが一番面白かった。
研修実施後インタビュー

株式会社 コスモスイニシア
経営管理本部 総務人事部門
人事部 人材開発課
深野 愛さま
Q1. 今回の「いけばなワーク」全体の感想を教えてください。
A1. 全体としてはすごくよかったと思えるワークだった。その中でも一番良かったと思えたのは
夢中になれるワークだった。テンポ感や内容、取り組むこともそうかもしれないですけど、
参加者が熱中できるものだったことがすごくよかった。
Q2. 数あるチームビルディング研修の中で「いけばなワーク」を選ばれた理由をお聞かせください。
A2. (理由は)いくつかあるんですけど、一つは創作、何かを作るみたいなことをやりたかったから。
何かを創り出す、成果物をつくるみたいなものはやりたかった。普通に自己内省的に自己表現すること
や言葉に残すことは結構みんな就職活動の中でやってきているけれど、「自己表現をモノで表す」
ような、真面目なところから少し抜けたワークをしたかった。
自己表現×創作みたいなものがやりたかったことが一つ目の理由です。
いわゆる「はい!チームビルディングワークです!」「自己開示ワークですよ」ということを思わせない
ようなワークをやりたかった。
もう一つ(の理由)は人の得意不得意が出づらいワークだったこと。非日常的なもの「いけばな」というも
の自体が、(非日常)なので、それを誰がやっても嫌な感じがしないというか、検討に出た他のものが競争系
で、「水鉄砲戦闘合戦」などそのようなものも考えていたが、そうゆうものは運動神経とか色々と(個人
の能力の)差が出る中で、「いけばな」って上手い下手ではないという感覚、得意不得意が出ないことが
よかった。この2つが理由です。